知ってほしい”あの日”のこと、残したい未来 (出張語り部プロジェクト)
2011年3月11日に起きた「東日本大震災」を覚えていますか?
あの日、宮城県南三陸町は町の8割を失うという被害に見舞われました。
2011年3月11日に発生した「東日本大震災」以降、被災体験をした方々が、「語り部」となり、
あの日を体験したからこそ伝えたい想いを言葉にし、多くの方々に届ける活動をしています。
「出張語り部」は、震災を風化させないために、
また東北へ行きたくても行けない人たちのために始まったプロジェクトです。
※全国各地で「語り部」を行い、被災地の現状を広く知ってもらうことで、全国に支援の輪を広げ、繋げたい!!と思っています。
また、自分たちの町にも起こりうる自然災害に備え、防災意識を高めるきっかけになれば!と、考え活動しています。
2011年3月11日に発生した東日本大震災による避難者等の数は、約24万7千人。
また、いまだ約10万人以上の方が仮設住宅での生活を余儀なくされています。
失ったものは大きすぎて今でもあの日のまま時間が止まっていしまった方々が多くいらっしゃいます。
私たちは、1995年の阪神淡路大震災の経験から、東日本大震災に対する復興支援において、長期的な視点を持ち、「ボランティア活動」と「産業復興・雇用創出」の両輪を軸においた活動を展開し、一つひとつ具現化しています。
この「出張語り部」もその重要なプロジェクトの一つです!
震災後、様々な理由で町から離れることを余儀なくされた方も多い中、
「それでもこの町が好きで、住む人が好きで、まだまだここで暮らしたい」と
町の復興に向け奮闘している方がいます。
そんな奮闘の中で生まれた取り組みの1つが、「語り部」です。
被災体験をした方々が、
「語り部」となり、あの日を体験したからこそ伝えたい想いを言葉にし、多くの方々に届ける活動をしています。
今後、5年、10年と続く活動にするためにも、ご支援、よろしくお願いします!!
・プログラムの一例です※2時間の場合
1.挨拶、活動報告(10分)
2.映像や写真で被災地の「いま」を伝える(30分)
3.語り部「あの日何が起きたのか」(20分)
4.質疑応答(30分)
5.感想(30分)
「語り部」からのメッセージ
今は語り部のお仕事をしていますが、初めのころは人前で話すのが嫌で嫌で、逃げていました。でも、話をすることによって、自分の気持ちはやっぱり辛いけど、話を聞いてくれたお客様が、命の大切さをすごく感じて、さらに考えてくれるんです。
そんなことを繰り返す中で「私でも、誰かの役に立っている」と思えるようになりました。
お客様は南三陸に来て、実際の被災状況にびっくりされて帰ることが多いのですが、
この状況を見たお客様自身が、感じ取った気持ちを忘れずに、
少しでも「防災」や「減災」の意識を学んで欲しいと思います。
そして、後想定される、他の地域での災害で「命を落としてほしくない」そういう気持ちを強く持っています。
今までの体験や学びを糧に、今後に生かしたいと考えています。