台湾地震・花蓮市支援のご報告

2018年08月06日
皆様、台湾地震における花蓮支援において、皆様から多大なるご支援やお力添えを頂きましたこと心より感謝申し上げます。先日、理事長渕上とスタッフの青木が2月の震災で被害を受けた花蓮市の施設を訪問し、皆様より寄せられた寄付を直接お渡ししてまいりました!

私たちの方針として、「何に使われるか分からない行政に渡して終わり」ではなく、現地で本当に困っている民間の団体を探して、直接の繋がりを作りながら皆様よりお預かりした貴重な寄付金を意義あるカタチに活用していただけることを大切にしています。
今回は、黎明教養院と老人暨家庭關懷協會の2つの民間団体(花蓮市内)に約100万円ずつ、総額約200万円の寄付をさせて頂きました。

寄付先選定の経緯としては、多くの方々から頂いた大切な寄付金を必要な団体や必要な方々に渡したいという思いから、ユナイテッドアースの仲間である「李久惟さん」とともに現地で大変意義のある活動をされている民間団体を確認し、実際に支援団体の担当者とも話した上で、この団体であれば寄付金を大切に効果的に活用いただけると選定。
両団体は、行政では補えきれていない社会的弱者のサポートを民間団体として愛情と誇りを持って活動されていました。

支援金の受け渡しは、各施設内で団体担当者立ち会いのもとで行われ、理事長渕上が皆様を代表して直接手渡し、敬意と感謝を込めてユナイテッドアースへの感謝状をいただきました。

支援の様子が現地メディアで紹介されました!
https://www.ecoast.com.tw/li…/item/5816-2018-06-23-09-20-47

 

また、立法委員(日本でいう国会議員)の方も支援先までご挨拶に来られ、これからの台湾における社会問題や日本が抱えている課題に対するユナイテッドアースの取り組みなどのビジョンを共有し、非常に興味を持って話しを聞かれていました。

最後には互いに地震が多い国であり、さらに歴史的繋がりもあるからこそ、これからも日本と台湾は何かあったら助け合いましょう!と強く握手を交わし、国境を越えた「他者を思いやる良心ネットワーク」が広がり機会となりました。
改めて、皆様に心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!

<支援金の主な使用用途>
震災により被災した緊急性の高い施設の補修
被災されて支援が行き届かない方への物資支援や生活支援

<最後に>
現地では、復旧は進んでいますが台湾でも有数の観光地である花蓮は震災の影響で観光客が減少してしまいました。日本とも大変縁が深い素晴らしい地域です。ぜひ、台湾に行かれる機会がございましたら、花蓮に足を運んでみてください。
<支援先メモ>
 黎明教養院粉絲團1997年設立)http://www.newdawn.org.tw/
自閉者やダウン症児をはじめとした障害を持つ子供たちの自立サポートをしている施設。職業訓練など自立サポートをするための施設が被災し、建物の補修に大きな費用が発生。トイレの排水菅、建物外壁剥がれなど、危険かつ緊急度の高い補修が必要でした。

 社團法人花蓮縣老人暨家庭關懷協會1994年設立)https://hlof.eoffering.org.tw/
困窮状態にある老人の方々の生活サポートを行う民間セーフティーネット団体。主に政府の補助金の対象とならない生活が大変厳しい方々を専門員とボランティアでサポート。震災で事務所が被災されたようですが、震災時にはすぐに地域で孤立している老人の方々を巡回してサポートされています。